葬儀の流れ
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葬儀の流れ
人生最後の儀式、それがお葬式です。この大切な儀式は、ある日、突然やってきて、多くの人を悲観させ、混乱させます。しかし悲嘆にくれてばかりもいられないのが世の中です。まず何をすればよいのか、しきたりはどうなっているのか、それを把握し、理解しておく必要があります。
人生最後のセレモニーである葬儀を行うにあたって、喪主の方の不安を少しでも解消するために、またスムーズにこの儀式が終了いたしますようにとの心を込めて、このページを掲載いたしました。ここにご紹介するものはほんの一部にすぎませんが、さらに詳しくお知りになりたい方はどうか当社へお気軽にご相談くださいませ。
臨終
医師から、病人・けが人が危篤状態にあることを告げられました。
まず誰に連絡したらいいのでしょうか。
基本的には、「本人が本当に会いたがっている人」です。連絡は、家族や近親者(3親等くらいまでが目安)、本人の親しい友人や知人などの順にしたらよいでしょう。
知らされた人は学校や仕事を休んでまで駆けつけることになるのですから、親戚であっても日ごろそれほど親しいつきあいがなければ負担をかける場合もあるので注意しましょう。
自宅で死亡しても、医師に死亡診断書は書いてもらえるのでしょうか?
もちろんです。病院、自宅、あるいは他の場所でも死亡を確認した医師に死亡診断書を書いてもらって、署名捺印をもらわなければなりません。死亡診断書は役所や病院、葬儀社に用意されていて、死亡届と左右で1枚の用紙になっています。戸籍法によって、役所への提出が義務付けられています。
葬儀社にまかせれば大丈夫というが、どこまでやってくれるのか?
葬儀社は、死亡届の手続きから喪服の準備、式の進行管理に関することまであらゆることを引き受けてくれます。葬儀業者はプロとして、葬儀に関するあらゆる情報に通じていますから、地域のしきたりから僧侶への謝礼の仕方など、わからない点は何でも遠慮なく質問すればよいでしょう。
※宗派・地域により多少異なる場合もあります。
通夜
お通夜の進行について、一般的なケースを教えてください。
以下に、お通夜の進行と時間について記します。
- 【受付開始】
- 式の開始時刻の30分前。
- 【僧侶が到達する】
- 控室に案内し茶菓子でもてなす。
- 【一同着席】
- お通夜への参列者が所定の場所に着席する。
- 【僧侶入場】
- 僧侶が祭壇の前に座る。入場の時に、参列者は黙礼する。
- 【僧侶読経】
- 30分程度。参列者は静かに聞く。
- 【貴族焼香】
- 喪主から順に焼香する。
(弔問客の多い時は、葬儀社の指示に従い、読経の途中から始める) - 【参列者焼香】
- 席順に焼香する。
- 【僧侶退場】
- 参列者は黙礼をして見送る。
- 【お通夜終了】
- 喪主が参列者に挨拶し、通夜ぶるまいの案内をする。
一般弔問客はここで引き上げます。 - 【通夜ぶるまい】
- 簡単な食事や酒で参列者を接待する。
葬儀費用が相続税から控除されると聞いたのですが、本当ですか?
本当です。葬儀費用は全額が相続税から控除されます。税務署に申告する時に必要ですから、領収書を必ずとっておくことにしましょう。通夜ぶるまいの料理やお酒、受付で使うボールペン、葬儀場の支払いまで、こんなものくらいと思うようなものも対象になります。僧侶へのお布施も依頼すれば領収書をもらえるはずです。世話人にもそう告げましょう。
※宗派・地域により多少異なる場合もあります。
葬儀
葬儀社の担当者と打ち合わせることになりました。
それまでに喪家側で決めておかなければならないのは、どんなことでしょう?
第一に弔辞のある場合、誰に依頼するかです。名前をフルネームで葬儀社の担当者に伝えましょう。第二に、届いている弔電のすべてに、事前に目を通し、読んでもらう順序を決めておかなければなりません。また、漢字で届いている弔電には、差出人の名前にすべてかなをふっておきましょう。例えば「田上さん」は「たがみさん」なのか、人名は意外とやっかいなものです。第三に、火葬場まで同行する人の数です。葬儀の会場から火葬場までの移動に必要な車やマイクロバスの台数を割り出すためです。
一般的な葬儀の式次第を教えてください。
葬儀と告別式は異なった意味を持つ儀式なので、まず葬儀を行い、20分程度の休憩をはさんで改めて告別式が行われるのが本来の進行方法ですが、昨今では葬儀と告別式を一緒にして略式で行うケースがほとんどになっています。宗派や規模によって異なりますが、略式の一般的な式次第を紹介しましょう。
- 【遺族会葬者の入場・着席】
- 開式の約10分前、入場をうながす知らせがありますので、入場・着席します。
- 【僧侶入場】
- 一同、黙礼する。
- 【開会の辞】
- 司会者(進行係)が述べる。
- 【読経・引導】
- 故人の冥福を祈りながら聞きます。(約30分~40分)
- 【弔辞・弔電の拝読】
- 弔辞のある場合は「ただ今より、弔辞をいただきます。」と司会者が伝え、2~3人から弔辞をいただき、続いて弔電が拝読されます。
- 【僧侶焼香・読経】
- 僧侶が焼香し、再び読経が始まります。
- 【遺族・近親者他焼香(読経中)】
- 喪主から順に親族、近親者、一般会葬者の順に焼香します。
- 【僧侶退場】
- 一同は一礼して見送ります。
- 【閉会の辞】
- 「これをもちまして、故○○○○殿の葬儀・告別式は終了させていただきます。」と司会者が述べます。
この後、故人との最後の対面があり、出棺となります。
最後に、火葬場へ向かう前に喪主から会葬者に挨拶をします。
※宗派・地域により多少異なる場合もあります。
葬儀後
香典返しは、葬儀後何日経ってから送るものですか?
四十九日の忌み明けを迎えたころに送ることが多いようです。挨拶状と一緒に送ります。準備は早いほうが良いでしょう。(当社にお申し付けください)
当社に各種パンフレットを取り揃えておりますのでお申し付けください。挨拶状のご依頼も承っております。
故人の遺品の形見分けは、いつ頃にするのが適当ですか?
やはり、四十九日の忌み明け頃が目安です。しかし、場合によっては、もっと早くてもかまいません。ただ、一時の感情で決めてしまうと後で「あれを手元に残しておけば良かった」と後悔してしまうことにもなりませんから、考える時間をおいてからのほうが良いでしょう。
納骨・埋葬は、いつ行われることになるのですか?
火葬の済んだ遺骨は、ほとんどの場合は、一旦自宅に安置されたあと墓地に埋葬されます。
埋葬の時期としては、七七日(四十九日)の法要後に行われることが多いようですが、なかには葬儀の当日に初七日の法要や四十九日の法要までを取り越して行い、埋葬も済ましてしまうケースもあるようです。一般的には、初七日から四十九日までの七日ごとの法要のうち、いずれかを選べば良いとされています。
年賀欠礼の範囲は?
配偶者、兄弟、直系の血族、配偶者の両親、祖父母が亡くなった場合です。故人が二親等よりも遠く、別所帯であれば欠礼をせず新年も祝うことが多いようです。
喪中ハガキはそちらでお願いすることはできますか?
喪中ハガキのご依頼も承っておりますので必要枚数をお申し付けください。
仏壇に入れる漆塗りの本位牌に変える時期は?
四十九日の法要時に菩提寺の住職にお性根を入れていただき、今までの白木位牌と替えます。今までの白木位牌は、お魂抜きをして法要後はお寺に預けることになります。
法事の時期は?
二、三、四、五、六の忌日、初七日、二七日(14日目)、三七日(21日目)、四七日(28日目)、五七日(35日目)、六七日(42日目)七七日(49日目)、百か日、一周忌、三回忌(亡くなってから2年目)、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌、百回忌。
※宗派・地域により多少異なる場合もあります。
法事はそちらでできますか?
多目的サロン『アヴァンセ』または当社の式場にて満中陰などの法要が可能でございます。
昨今は会館をご利用の方も増えており、駐車場の心配もなくご親族様、宗教者の接待や、供物をお下がりとして分ける作業、お食事の配膳なども当社スタッフにお任せいただけます。
ご不明な点は何なりとお申し付けください。